このたびトライフープ岡山では、比留木謙司ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチが退団することとなりましたので、お知らせいたします。

詳細

HC

■氏名
比留木 謙司 (Kenji Hilke)

■役職    GM兼HC
■生年月日  1985年7月19日
■出身地   東京都

【 選手 】
八王子高等学校
サンディエゴ・シティ・カレッジ
2008   ライジング福岡
2009   富山グラウジーズ
2009-10 東京アパッチ
2010-11 レラカムイ北海道
2011-13 レバンガ北海道
2013-16 熊本ヴォルターズ
2016-17 富山グラウジーズ
2017-18 三遠ネオフェニックス
2018-19 富山グラウジーズ
2019-20 トライフープ岡山

[ 3×3 ]
2014  GC OSAKA.EXE
2015-20 TRYHOOP OKAYAMA.EXE
2021-  3STORM HIROSHIMA.EXE

[ 代表歴 ]
2017 FIBA 3×3アジアカップ2017 男子日本代表

【 コーチ 】
2019-20 トライフープ岡山 アソシエイトヘッドコーチ
2020-23 トライフープ岡山 ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチ

比留木ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチからのコメント

この度、チームの創成期から関わってきたトライフープを退団し、海外リーグへと挑戦する決意を致しました。
突然のことですが、まずはここまで応援してくれたパートナー、地域、メディア、ファンの方々、そして共に戦ってくれた選手やスタッフに心から感謝をしたいと思います。
この岡山の土地で長きに渡って毎日、どうしたら次の試合に勝てるか、どうしたら良いチームになれるか、どうしたら良いクラブになれるかを悪戦苦闘しながらも続けてこれたのも間違いなく周りの方々の支えがあったからです。

退団の判断は本当に長い時間をかけて悩みました。クラブを一から代表の中島やスタッフと作ってきましたし、このクラブの昇格ができないでいる、この苦しい時に共に過ごすべき責任も感じていました。
しかし、4シーズンヘッドコーチ、そしてGMとさせていただく中で、やはりこのチームが5年先、10年先に日本の誰もが『岡山のチームかっこいいよね』『トライフープって素晴らしいクラブだよね』と言ってもらえる、思ってもらえるクラブになる為には私自身がコーチとしても、もっと圧倒的な力をつけなければいけないと考えたのが退団を決意させました。

もっと言葉を選ばずに言えば、この4年間やっている中で海外の代表チームのコーチ経験者や日本のトップリーグで経験のあるコーチ達と対戦して負けるのが、力の差を感じるのが、本当に悔しくて仕方なかったです。
競技者としての自分の熱が抑えられない所まで来たのが正直あります。
GMとしてもクラブをもっとカッコ良く、そしてもっとプロフェッショナルな姿になる為に、自分が出来ることはなんなのか、自問自答の毎日の中で更に上のレベルのものを、広い世界の中で得たものをチームにもたらせる存在になりたいと思うようになりました。

1人のバスケット人として純粋にもっと高いレベルの人間になりたいと思い、海外へと挑戦する決断に至りました。

今回の決断に際して、本当に多くの方に調整やご負担を強いてしまいましたが、その中で最後には行ってこいと言っていただいた代表の中島には心から感謝しています。

私の後任になる大森はトライフープが出来立ての8年前から共に戦ってきた仲間です。共に苦悩し、涙を流し、勝利に雄叫びをあげた戦友です。
退団はしますが、新しくチームを託す、勇(大森)はどこに出しても恥ずかしくない、バスケットへの情熱と努力に溢れたコーチです。
これまでトライフープが築いてきた文化を更に高いレベルへと導いてくれるはずです。
彼の作るチームの姿を想像すると今から楽しみでなりません。

最後にファンの皆様へ

みんなと戦った全ての試合、みんなの全ての涙、全ての笑顔が僕の一部です。
この先忘れることは一生ありません。

必ずまた日本に帰ってきて皆さんを楽しませる存在になります。

それまで死ぬ気で、『トライフープを!』『日本のバスケットを!』『スポーツ』を心から楽しんでください!

またいつか、最高に楽しい時間を共に過ごしましょう。

トライフープ岡山ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチ

比留木謙司