このたび、トライフープ岡山は、B3リーグからの制裁決定がありましたので以下の通りご報告致します。
詳細
■処分対象
トライフープ岡山
■処分内容
けん責及び制裁金50万円
■処分理由
B3リーグからのリリースの通り
https://www.b3league.jp/archives/21937
■詳細
トライフープ岡山では、令和2年から令和4年にかけて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による売上の減少を受けて、従業員の雇用を維持するため、岡山労働局に対して雇用調整助成金を申請し、当該助成金を受給しておりました。
令和4年12月から令和5年7月にかけて、当該受給につき岡山労働局による調査がなされることとなり、その結果、トライフープ岡山では、同年8月22日付で支給決定取消を受けました。取消原因は、トライフープ岡山の勤務実態と助成金申請書類の記載との間に齟齬が生じていたことや休業時の教育訓練が支給要領の条件を満たしていなかったことなどによって、申請手続きの一部に誤りがあった点にあります。
なお、トライフープ岡山は、当該支給決定取消を受けた後、速やかに岡山労働局に対して当該助成金を全額返還しております。
■トライフープ岡山代表取締役 中島聡コメント
B3リーグからの制裁決定及びリリースを受け、弊社として本リリースをもって詳細のご説明を申し上げます。なお、今回の支給決定取消については、支給要領における公表基準(令和5年6月26日時点)に基づく取扱いにより、労働局からの公表はなされておりません。
弊社は、令和2年2月以降、新型コロナウイルス感染拡大のため、リーグ戦の中止、スクール活動の停止、イベント中止等により、業務量が大幅に減少し、大規模な休業を余儀なくされておりました。そこで、従業員の雇用を維持するため、社会保険労務士との間で支給申請手続一切に係る業務委託契約を締結して、雇用調整助成金の受給申請手続を行っておりました。
今回、岡山労働局による調査での過程で、弊社の勤務実態と助成金申請書類の記載との間に齟齬が生じてしまっていたことや休業時の教育訓練が支給要領の条件を満たしていないものであったことなどによって、申請手続の一部に誤りがあったことが判明いたしました。それらの原因は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況下において、弊社として労務管理体制に十分に意識を配れていなかったことや、助成金制度への理解が不十分だったことにあると認識しております。決して、意図的に支給申請に虚偽の記載を行ったものではございません。
しかしながら、不正確な申請を行ってしまったことは事実であり、その結果として、岡山労働局はもちろんのこと、パートナー企業様、ファン、ブースター、地域の皆様をはじめとするステークホルダーの方々に多大なるご迷惑とご負担をお掛けしてしまいましたことを真摯に反省し、心からお詫び申し上げます。
弊社としましては、今回の結果を重く受けとめ、労務管理体制を見直すなど出来得る限りの再発防止策を取っており、今後は、二度とこのような事態は発生しないよう改善に努めております。